白昼夢20081008

 大きな部屋が三つに分割されて、部屋1つと小さな部屋2つになっている。そのうちの小さな部屋の南側で生活している。知らない誰かと誰かが残りの部屋で生活していた。部屋は分割されているけれど仕切はなくて、それに各々の部屋は散らかっていた。お互いの境界の線は意識的に保たれているような曖昧な感じがしていた。隣人は悪い人ではない気がするし、夢が終わるころまでに黒幕に変わるような感じもしない。
 赤ん坊がいた。赤ん坊は生後間もないのに喋った。赤ん坊は、数日前のとても些細な約束を思い出して、それを果たせなかった僕を残念そうに責めた。
 「いきたかったのに」
 何の約束かすら忘れていたけど、少なくともさっきまで自分は期待されていたらしいので少し嬉しい。ではリスケしましょうという話になって、赤ん坊とまた約束をした。
 生後間もない赤ん坊は普段は仏頂面だし横柄な口のききかたをする。
 母親の中にいるときに、僕の声を聞いただろうし、どれだけ駄目な人間かもきっと知っている。