白昼夢20080624

 ツァーリボンバが爆発して、その衝撃波が地球を3周した後で目が覚めた。


 僕は音楽の筆記テストが途中までしか出来ていなくて、テスト時間が終わっても提出せずにいた。次のテスト科目は数学だった。


 数学のテスト中に音楽のテストもこなしてしまおうと思った。


 残り50分。残っている音楽の問題をぼんやり追いかけながら、シロツメクサの敷き詰められた空地で日差しの眩しさに目を細めて横たわる自分を想像していた。僕は結局一問も問題が解けないでいた。


 そもそも僕は社会人なのだから、こんなの解けなくて当たり前じゃないかと気付いて場面は変わる。


 気分屋の怖い先生に居残りを命じられた。


 夕方の教室で一人ざら紙に数字を書き込んでいく途中で爆弾は投下された。